実例写真あり 金属アレルギーが円形脱毛症や白髪の原因となる恐れ

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身近にあるアレルギーの一つに金属アレルギーがあります。重篤なアレルギー反応を起こしたことがないという人でも、ネックレスや指輪、ピアス、腕時計などの金属製のアクセサリーを身につけると、その付近がかぶれたり、水ぶくれになるといった経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

金属は日用品だけでなく、化粧水や医療品などありとあらゆる製品に使用されています。また、水道水や食品にも含まれていますので、気をつけて生活しなければ見逃してしまいがちです。

金属アレルギーは、皮膚の炎症を引き起こすだけでなく、薄毛や白髪の原因になる可能性があります。このページでは実際に起こった金属アレルギーによる大量の抜け毛の症状と治療後の状態を写真付きで解説しています。

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金属アレルギーになるメカニズム

金属アレルギーといっても、金属自体がアレルギー反応を起こしているわけではありません。金属に皮膚が触れることで、汗で溶け出した金属イオンが体内に入り込み、体内のたんぱく質と結びつきます。これが異物と見なされることで身体がアレルギー反応を起こすのです。

金属アレルギーを起こしやすい金属

金属には、アレルギーを起こしやすい金属とアレルギーを起こしにくい金属があります。金属アレルギーを起こしやすい金属は、重金属といわれるものです。

ニッケル

ニッケルは安価で加工しやすい素材のため、アクセサリーや化粧品、調理器具などに使用されています。日常で触れる機会も多く、アレルギーが発生しやすい金属であるといえます。

クロム

クロム化合物には3価クロムと6価クロムがありますが、アレルギーが問題となるのは6価クロムのほうです。6価クロムには発がん性の恐れもあり、EUでも排除の動きがあります。

コバルト

コバルトはニッケルアレルギーと同様の反応を示します。ニッケルアレルギーを発症した人の半数以上がコバルトアレルギーにも反応があるという報告があります。

インジウム

歯科治療で使用されることが多い金属です。1990年代半ばまではインジウムの毒性について情報が乏しく、安全な金属であると考えられていましたが、近年は動物実験により発癌性が確認されており、健康を害する可能性が疑われています。

歯科金属アレルギーによる症状

以前から問題となっているのが、歯科治療で使用する金属によって起こる歯科金属アレルギーです。金属には、アレルギーを起こしやすい金属と、アレルギーを起こしにくい金属があります。歯科用合金(いわゆる銀歯)に使用される金属には、ニッケルやクロム、コバルト、インジウムなどがあります。

金属アレルギーで髪の毛を失った事例

『ザ!世界仰天ニュース(2015年4月22日)』で紹介されたのが、金属アレルギーによって髪の毛を失ってしまった事例です。村井陽子さんはある日突然大量の髪の毛が抜けはじめ、皮膚科で円形脱毛症と診断されます。しかし、ステロイド剤を注射するという治療の甲斐なく髪の毛は抜け続け、3ヶ月でほとんどの頭髪が抜け落ちてしまいました。

その後、アレルギー治療の第一人者である中山秀夫医師による診断で、金属アレルギーが原因であることが突き止められました。中山医師によれば、唾液によって溶け出した金属イオンが毛根のケラチンというタンパク質と結びつき、免疫細胞がこれを異物を見なして攻撃するため、毛母細胞がダメージを受けて髪が抜け落ちてしまったとのこと。

この金属アレルギーの原因は、村井さんが小学生のときに虫歯治療で歯にかぶせた銀歯でした。銀歯を取り除いたあと、髪の毛はすぐに生え始め、現在では元通りになっているということです。

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(出典:ザ!世界仰天ニュース(2015年4月22日放送))

円形脱毛症の原因にも

円形脱毛症の1番の原因は自己免疫、2番目の原因はアトピー、そして3番目の原因が金属アレルギーです。アレルギーといえば日本では花粉症がメジャーですが、世界的に見ればニッケルのアレルギーが最も多いということです。

歯科金属アレルギーの治療

歯科金属アレルギーを発症した場合、口腔内の金属を除去しなければ症状を改善することはできません。アレルギーの原因となる口腔内の金属(銀歯など)をレジンやセラミックなどに交換し、メタルフリーを進めていくことが改善につながります。

自費診療で行なう場合は治療費が高額になりますので、まずは古い被せものから交換していくのがよいでしょう。

30代以上の方必見!歯科用アマルガム(水銀を含む銀歯)の危険性

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昔は歯の詰め物に水銀が使われていました。アマルガム合金というものです。アマルガムの成分は、水銀50%、銀35%、スズ9%、銅6%、少量の亜鉛です。安価で治療でき、使いやすさもあるため、1980年代までは一般的な歯科治療に使用されていました。しかし、近年ではこのアマルガムが健康を害する可能性があるとして、問題になっています。

水銀による中毒というと、水俣病が有名です。水俣病は、工場が海に流した廃液に含まれるメチル水銀化合物によって引き起こされた水銀中毒で、1956年に熊本県水俣市で公害病として認められました。水俣病の症状としては、視力障害、聴力障害、平衡機能障害、言語障害、手足の震えなどが挙げられます。また、重篤な場合、死亡例もあります。

このように、水銀中毒は重篤な症状を引き起こすものですが、30代以上の年齢の方の中にはいまだに水銀を含んだ銀歯を使用している人が多いのも事実です。今、あなたの身体に起こっている肩こり、頭痛、疲労感、肌荒れなどの原因不明の不調は、もしかしたらアマルガムが原因かもしれません。

学会におけるさまざまな見解

アマルガムが人体にさまざまな悪影響を与えるという見解がある一方で、アマルガムは除去する必要のない安全なものという認識を持っている歯科医師がいるのも事実です。

アメリカ歯科医師会は、アマルガムに含まれる水銀は安全であると認定しています。一方、スウェーデンやドイツでは使用が禁止されています。また、イギリスでは妊娠中の方への使用に警告を発しています。

保険診療で除去可能

アマルガムは、保険診療でレジンに交換することが可能です。料金は数百円から1000円程度というところが多いようです。高額になりますが、自費診療であればオールセラミックやハイブリッドセラミック、ジルコニアなどに交換することができます。

金属アレルギーの検査・治療

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金属アレルギーを検査するにはパッチテストを行うのが一般的です。皮膚に金属を密着させ、アレルギー反応があるかを調べます。ただし、実際には金属アレルギーがあってもパッチテストでは陰性と判定されることもあります。

金属アレルギーの治療は、皮膚・粘膜の炎症に対してはステロイド外用剤を使用します。また、痒みが強い場合には抗アレルギー剤を使用します。

市販の毛染め剤に含まれる金属性の成分に注意!

市販のヘアカラーや白髪染めの中には硝酸銀や硫酸銀などの金属成分が配合されていることがあります。金属アレルギーのある人が使用すると、頭皮の炎症や脱毛などのアレルギー症状が出る恐れがあります。

ヘアカラーや白髪染めを購入する際は、商品の内容物に金属成分が含まれていないかをチェックした上で使用するようにしてください。

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