ストレスが原因の抜け毛や薄毛は治すには?髪が抜けるメカニズムと改善方法

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女性の抜け毛や薄毛の多くは、ストレスが原因によって引き起こされるといわれています。

ストレス社会と言われる現代。ストレスは男性だけでなく女性にとっても深刻な問題となっています。

家事、育児、PTA、ご近所付き合い、親戚付き合いなど、女性には様々なストレスの形があります。また、女性の社会進出に伴い、職場での責任やキャリアアップなど仕事面でのストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。

このようなストレスの増加に伴い、抜け毛や薄毛などの毛髪トラブルを発症する女性が増えています。

このページでは、ストレスによって体調不良や抜け毛などの症状が引き起こされるメカニズムと、このような症状を根本的に解消していくための方法について解説しています。

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ストレスで髪が抜けるメカニズムとは?

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強いストレスを受けると、抜け毛が増えたり脱毛症を発症して薄毛になることがあります。なぜストレスで髪が抜けてしまうのでしょうか?

ストレスと抜け毛の関係を知るためには、まず自律神経の仕組みについて知っておく必要があります。

交感神経と副交感神経

自律神経とは、身体の各器官の活動を調整するために、自分の意思とは関係なく自動的に働き続けている神経のことをいいます。自律神経は、交感神経副交感神経という正反対の働きをする2つの神経に分類されます。

交感神経は、活発に活動をしているとき、興奮しているとき、集中しているとき、そしてストレスを感じているときに優位に働きます。

これに対し、副交感神経はリラックスしているときに優位に働きます。副交感神経が働くのは主に食事中や睡眠中などで、栄養を消化吸収したり、病気や傷・疲労を回復させるための役割があります。

これらの2つの神経が交互に切り替わり、それぞれがバランス良く働くことで、私たちは意識せずとも生命を維持することができるのです。

交感神経は『闘争と逃走の神経』

交感神経は『闘争と逃走の神経』とも呼ばれています。

敵と戦うときや獲物を狩るとき、敵から逃げるときには交感神経が優位になり、神経を研ぎすまして集中します。身体は相手の動きにいつでも反応できるように、筋肉が固く収縮して心臓の拍動数が上がります。

このとき、交感神経を興奮させるために脳内ではアドレナリンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌されます。

ストレスを感じているときにも身体には同様の反応があらわれます。このような緊張状態が長く続くと、身体は休まるときがなく、常に消耗し続けることになります。

ストレスは交感神経を優位にする

強い精神的・肉体的ストレスを受け続けると、自律神経は乱れ、身体を維持するための様々なバランスに歪みが生じます。

例えば、ストレスにより自律神経が乱れると、何でもないときに心臓の鼓動が早くなったり、手のひらに異常な量の汗をかいたり、胃腸の働きが悪くなったりします。

これらの症状は交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかず、交感神経ばかりが働くようになった結果、身体の様々な器官が暴走してしまうために引き起こされます。

人は、ストレスを感じたり、緊張状態にあると、交感神経が強く働くようになります。 交感神経ばかりが働くと、心臓の拍動数が増え、筋肉が固く収縮し、毛細血管が縮み、血圧が上がります。そして、感覚が過敏になり、小さなことにイライラしたり、感情が興奮しやすくなります。

このような状態が長く続くと、身体は常に緊張状態を強いられることになります。その結果、胃腸の具合が悪化し、食欲不振に陥ったり、栄養状態が悪化します。また、病気の改善や疲労回復ができなくなり、身体の不調がいつまで経っても治りません。

ストレスで抜け毛が増える理由

では、なぜストレスで髪の毛が抜けてしまうのでしょうか?

ストレスにより交感神経ばかりが働くようになると、頭皮の毛細血管が収縮し、血流が滞ります。酸素や栄養は血液を通して運ばれますが、血流が滞ることで、毛根に栄養が行き届かなくなります。そのため、いくら栄養を摂取しても毛根に届かず、髪の毛の成長につながりません。

また、交感神経が働き続けることで、栄養を吸収すること自体も困難になります。

通常、食べ物を食べると副交感神経が働き、胃液を分泌したり、腸の運動が活発になります。ところが、ストレスにより自律神経が乱れると、食事後にも交感神経が働き続けるため、十分な消化吸収ができなくなってしまうのです。

強いストレスや精神的ショックを受けると、その数ヶ月後に円形脱毛症を発症するケースも報告されています。このような原因で起こった円形脱毛症は、治療することで改善できる場合も多いのですが、元々の体質によっては治療が非常に困難だったり、症状が悪化してしまう恐れもあります。

自律神経を整えてストレスを軽減するには?

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ストレスは交感神経を優位にし、それにより様々な身体の不調があらわれます。逆に、副交感神経が優位になると、身体の機能は回復し、健康状態を保つことができます。

副交感神経を優位にすることは、美容やアンチエイジングにも役立ちます。副交感神経が働くと心拍数が減少し、全身の血管が拡張し、酸素や栄養が全身に行き渡ります。精神的にもゆったりと落ち着いた気分を保つことができ、日々をポジティブに過ごすことができるようになります。

つまり、ストレスを改善するには、『自律神経のバランスを整えること』と『ストレスに耐えられる肉体作りをしていくこと』が大切なのです。そのための具体的な方法をいくつかご紹介していきます。

ぬるま湯につかる

手軽にリラックス効果を得たいなら、じっくりとぬるめのお湯につかるのがおすすめです。38度から40度のお湯につかることで副交感神経が優位になります。

副交感神経が働くと、脈拍が下がり、筋肉が緩み、毛細血管が拡張します。胃腸は活発に働くようになり、消化も良くなります。

熱いお湯につかるとぱっと目が覚め、スッキリして気持ちがいいですよね。しかし、42度以上の熱いお湯につかると交感神経が刺激され、血圧は急激に上がり、神経は興奮状態になります。夜に熱いお風呂に入るのは避けた方が良いでしょう。

腹式呼吸でリラックスする

呼吸法により、自分の意思で自律神経を整えることができます。ポイントは腹式呼吸。横隔膜の動きを意識しながらお腹にたっぷりと空気を吸い込み、吸うときの2倍の時間をかけて息を吐き出します。これを30分ほど続けます。

慣れてくると、数回の呼吸だけで副交感神経が優位に働くようになり、どのような環境でもリラックスして過ごせるようになります。

ストレスによる抜け毛・薄毛を改善する方法は?

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ストレスによる抜け毛を改善するにはどうすればよいのでしょうか?

ストレスによって、頭皮は凝り固まり、毛細血管は収縮している状態にあります。栄養不足に陥った髪の毛を改善させるには、いかに毛根に栄養を届けるかが重要です。

頭皮マッサージをする

ストレスによって、頭皮は凝り固まり、毛細血管は収縮しています。そこで、頭皮をマッサージを行うことで頭皮の凝りをほぐし、血行を改善させます。

頭皮マッサージはできるだけ入浴後に頭皮がじんわりと温まっている状態で行ってください。頭皮を優しく指圧し、頭皮全体を動かすようにマッサージします。頭皮の表面をさすったり、強く揉むことは避けてください。

頭皮マッサージには、副交感神経を優位にし、ストレスを軽減する効果もあります。ストレスによる自律神経の乱れで、なかなか夜眠りにつけないという人にも効果的です。

ストレス軽減に役立つ栄養素を摂取する

ストレス耐性をつけるためには、食事も重要です。ストレスを感じると、それに対する身体の防御反応が起きるため、消耗しやすい栄養素が存在します。

栄養が不足すると精神的・肉体的不調につながり、さらに体調が悪化することもあるため、これらの栄養素をしっかりと摂取する必要があります。

動物性たんぱく質

ストレスによりたんぱく質の消費が増加します。たんぱく質は髪の毛の原料となる成分でもあるため、不足することにより髪質が悪化したり、抜け毛が増加する恐れもあります。

たんぱく質は大豆製品などの植物性食品からも摂取することは可能ですが、食物繊維に阻まれるため吸収率がよくありません。効率よく摂取するためには良質な動物性たんぱく質を摂取するのがおすすめです。

良質な動物性たんぱく質は、肉類・魚類・卵・乳製品に含まれています。

チロシン

チロシンにはうつ症状を改善したり、ストレスを軽減する効果があります。また、メラニン色素の原料となる成分ですので白髪を予防する効果もあるとされています。

納豆を長く発酵させると表面に白い粒ができますが、これがチロシンです。チロシンは、チーズなどの乳製品、大豆製品、ちりめん、たらこなどに多く含まれています。

ビタミンB1

ストレスによりビタミンB群ビタミンCが過剰に消費されます。ストレス耐性を付けるためにも、これらの栄養素は積極的に摂取しておく必要があります。

ビタミンB1は、脳内物質の代謝をよくし、神経機能を正常に保つ効果があります。ストレスによる情緒不安定やイライラ、不眠症、疲労感などの改善にも役立ちます。

ビタミンB1は、玄米や豚肉、たらこ、ピーナッツ、豆類、ニンニクなどに多く含まれています。ネギやたまねぎ、ニラなどに含まれる硫酸アリルと一緒に摂取することで吸収が良くなります。

パントテン酸

パントテン酸はビタミンB群の一つであり、自律神経を安定させる栄養素です。パントテン酸にはストレスをやわらげる効果や、動脈硬化を予防する効果があり、細胞の健康維持に欠かせません。

また、パントテン酸は、育毛外来でも治療に使用されるパントガールの主成分でもあり、肌と髪の健康を保つ効果も期待されています。

パントテン酸は、鶏レバー、牛レバー、豚レバー、卵黄、納豆、たらこ、鶏ささみなどに多く含まれています。

カルシウム

イライラするのはカルシウムが不足が原因などと言われるとおり、カルシウムと精神には密接な関係があります。ストレスにより体内のカルシウムが過剰に消費されるため、不足すると精神が不安定になったり、些細なことでイライラしやすくなります。

カルシウムは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品や小魚に多く含まれています。

マグネシウム

マグネシウムはカルシウムと密接な関わりがあり、丈夫な骨や歯の形成に必要な栄養素です。また、神経の興奮やイライラを抑え、安定した精神状態を保つ効果があります。

マグネシウムは、玄米、アーモンド、大豆製品、ワカメなどの海草類に多く含まれています。

なお、これらの栄養素はサプリメントで摂取してもかまいません。

育毛剤を使用する

ストレスにより交感神経ばかりが優位になると、胃腸の働きが悪くなり、栄養の消化吸収率が悪化します。また、毛細血管が収縮することで、毛根に十分な量の酸素と栄養が行き渡りにくくなります。

このような場合には、頭皮に直接栄養を与える育毛剤の使用が効果的です。ただし、育毛剤だけに頼るのではなく、ストレスを根本に解消し、体調を整えていくことが大切です。

ストレスを悪化させる生活習慣

ストレスを溜め込まない生活を送るには、ストレスを悪化させる生活習慣についても知っておきましょう。

  • 寝る前にベッドの中でスマホをいじる
  • 寝る前に熱いお湯につかる
  • シャワーを浴びるだけの入浴
  • 運動不足
  • 栄養不足・過度のダイエット
  • カップ麺やインスタント食品ばかりの食事
  • 濃い味付けの食べ物・激辛の食べ物を好んで食べる
  • 不規則な生活
  • 1日中家の中で過ごす

マイナス思考はストレスをためる

同じ出来事でも、マイナスに捉える人とプラスに捉える人がいます。物事をマイナスに捉えると、どうしてもストレスをためやすく、心や身体の不調の原因にもなってしまいます。ストレスをためやすい人は、物事の見方や捉え方、考え方を変えてみることも必要かもしれません。

また、マイナスの捉え方をしてしまう背景に、実は病気や栄養不足などの原因が潜んでいる可能性もあります。気分の落ち込みの症状があらわれる病気としては、更年期障害や甲状腺疾患、貧血、鬱病など様々なものがあります。

ストレスが酷く、症状が重い場合はお早めに医療機関にてご相談ください、

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