髪の毛が抜ける病気・薄毛や脱毛症を引き起こす可能性のある病気一覧

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女性の薄毛といえば、びまん性脱毛症が一般的ですが、脱毛症以外にも髪の毛が抜けて薄毛に進行する恐れのある病気が存在します。

初期の段階では単なる風邪や疲労などと混同しやすく、症状に気付きにくい場合もありますので注意が必要です。

このページでは、髪の毛が抜ける可能性のある様々な病気について解説します。

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髪の毛が抜ける病気一覧

髪の毛が抜ける、もしくは脱毛症を引き起こす可能性がある病気には以下のものがあります。治療法について詳しく知りたい方は、それぞれの説明の下にあるリンクをご参照ください。

  • 甲状腺疾患

    - 甲状腺機能低下症
    – 橋本病(慢性甲状腺炎)

  • 膠原病
  • 慢性胃腸疾患
  • 頭部白癬(しらくも)
  • 金属アレルギー
  • 欠乏症

    - 鉄欠乏性貧血
    – 亜鉛欠乏症
    – パントテン酸欠乏症
    – ビオチン欠乏症
    – ビタミンB12欠乏症

甲状腺疾患

女性の薄毛の原因の一つに甲状腺疾患が挙げられます。甲状腺疾患は、中年女性に最も多く見られますが、20代から30代の若い女性が発症することもあります。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症とは、何らかの原因で甲状腺ホルモンの分泌が減少することにより、甲状腺機能が低下する病気です。

甲状腺ホルモンには身体の様々な器官や新陳代謝を制御する働きがあり、身体のエネルギーを利用するために必要なものです。甲状腺ホルモンの分泌量が不足することで代謝が悪化し、むくみ、心機能低下、記憶障害、疲労感、抑うつ、脱毛などを引き起こします。

特に顕著なのが身体のむくみです。甲状腺機能低下症によって引き起こされたむくみは粘液状物質でできており、指で押してもへこまないのが特徴です。

甲状腺機能低下症による女性の薄毛 症状と治療法について

橋本病(慢性甲状腺炎)

橋本病(慢性甲状腺炎)は、甲状腺機能低下症の一つであり、甲状腺における自己免疫疾患の一種です。

自己免疫疾患とは、本来なら身体に侵入してきた異物を攻撃・排除するはずの免疫機能に異常が起き、自らの身体の組織を攻撃してしまう疾患です。

橋本病では、免疫細胞が『甲状腺細胞』を攻撃していると考えられます。その結果、甲状腺の機能が低下し、倦怠感や代謝異常、無気力、乾燥肌、脱毛など様々な症状があらわれます。

橋本病(慢性甲状腺炎)の症状と治療法  薄毛・抜け毛の対策は?

膠原病

膠原病は、自己免疫疾患・結合組織疾患・リウマチ性疾患の3つの疾患が重なったもので、全身の血管や筋肉、臓器などに炎症が起こる一連の病気を総称するものです。この病気は女性に多いのも特徴です。

典型的な症状としては、発熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛、レイノー現象などが挙げられます。

主な膠原病に、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス 、強皮症、シェーグレン症候群、ベーチェット病などがあります。

膠原病とはどんな病気?女性の薄毛の原因にも!症状・治療法は?

慢性胃腸疾患

慢性的な胃腸炎や潰瘍などの胃腸疾患を抱えている場合、栄養の消化吸収が不十分になるため、育毛に必要な栄養素が不足して抜け毛・薄毛を引き起こすことがあります。

頭部白癬(しらくも)

頭部白癬(しらくも)は、白癬菌が頭皮や髪の毛に感染することで引き起こされる病気です。白癬菌が足の指や爪に感染したものが水虫となります。症状としては、頭皮から落屑(らくせつ)が大量に出るほか、抜け毛や切れ毛が発生し、円形脱毛症に似た楕円形の脱毛斑があらわれます。

頭部白癬に感染すると、自然に治ることはほぼありません。症状が進行すると、頭髪全てが抜け落ちてしまうこともあります。周囲の人に感染させる可能性があるため、必ず病院で治療を受けるようにしてください。

頭部白癬(しらくも)の症状と治療法・大量のフケと抜け毛に要注意!

金属アレルギー

金属アレルギーといえば、痒みやかぶれなどの皮膚の炎症をイメージしがちですが、大量の抜け毛や円形脱毛症を引き起こすケースもあります。特に注意すべきなのが、虫歯治療に使われる歯科金属(銀歯)です。

銀歯にはニッケルやクロム、コバルト、インジウム等の金属が使用されています。口内で溶け出した金属イオンが毛根のたんぱく質と結びつき、免疫細胞がこれを異物と見なして攻撃するために円形脱毛症を引き起こすのではないかと考えられています。

実例写真あり 金属アレルギーが円形脱毛症や白髪の原因となる恐れ

欠乏症

身体の機能を正常に保つための栄養素が不足すると、欠乏症を引き起こします。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血とは、鉄が不足することにより、血液中のヘモグロビンが作られなくなるために引き起こされる貧血です。

赤血球の成分であるヘモグロビンには、血液を通して酸素を身体中に運ぶ働きがあります。しかし、鉄分が不足するとヘモグロビンが合成されなくなるため、倦怠感、抑うつ、イライラ、集中力の欠如、冷え性、スプーン爪、抜け毛・白髪の増加などの症状をもたらします。

鉄分不足で髪が抜ける!鉄欠乏性貧血による女性の薄毛 原因と対策

亜鉛欠乏症

亜鉛は健康的な髪の毛を維持するために必要不可欠なミネラルです。亜鉛には、髪の毛を作るためのたんぱく質を合成したり、脱毛を引き起こす要因となる『5α-リダクターゼ』の分泌を抑える働きがあるといわれています。

亜鉛が欠乏すると、抜け毛や白髪が増加したり、髪の毛が細くなる・髪質が悪化するなどの症状があらわれます。また、味覚障害、肌荒れ、免疫力低下、疲労感、抑うつ、爪の変形などの症状が報告されています。

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パントテン酸欠乏症

パントテン酸はビタミンB群の一種で、糖や脂質などのエネルギー代謝に関わる働きや、副腎皮質ホルモンの合成に関わる働きがあります。抗生物質を長期間服用していたり、極端な偏食や食事制限を行うと、パントテン酸欠乏症を引き起こします。

パントテン酸欠乏症の症状としては、免疫力・抵抗力の低下、ストレス耐性の低下、動脈硬化、抜け毛・白髪の増加、手足の知覚異常などが挙げられます。

抜け毛や白髪が増加する恐れも パントテン酸欠乏症の症状と対処法

ビオチン欠乏症

ビオチンとは、ビタミンB群に分類される水溶性ビタミンの一種で、酵素やエネルギーの生成、コレステロールの代謝などに関わっています。

ビオチンは体内生成も出来るため、通常であればビオチン不足に陥ることはほとんどありません。しかし、卵白の大量摂取、腸内環境の悪化、抗生物質の投与などが原因で、ごく稀にビオチン欠乏症を発症することがあります。

ビオチンが欠乏すると、抜け毛や白髪の増加、疲労感、抑うつ、湿疹、味覚異常、神経障害などの症状があらわれます。

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ビタミンB12欠乏症

ビタミンB12が欠乏すると、貧血に陥り、白髪や薄毛の原因となります。また、悪性貧血、神経系障害、精神機能障害などの症状が生じることがあります。症状が悪化すると、せん妄や錯乱を引き起こすこともあります。

ビタミンB12欠乏症を発症しやすいのは、完全菜食主義の人や胃の手術を行った人です。ビタミンB12は通常3〜5年分の量が肝臓に蓄えられていますので、特に胃腸に疾患がなく、普通に食事を取っている場合にはビタミンB12が不足することはほぼありません。

気になる症状がある場合には病院へ

女性の髪の毛が抜ける原因には様々なものがあります。上記以外にも身体の不調や病気の可能性がありますので、お心当たりのある方は早めに病院で診察を受けてください。

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