ベタベタした脂っぽいフケを改善するには?『脂性フケ』の原因と治療法

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いくら洗っても頭皮が脂っぽくて、ベタベタした大きなフケが髪の根元にたくさん出てしまうという人がいます。

このような脂っぽいフケ症は、きちんと毎日髪を洗って清潔にしても、なかなか改善しません。他人に不潔な印象を与えてしまうなど社会生活上の問題もあるため、深刻に悩んでいる女性も多く存在しています。

このページでは、脂性フケを予防・改善するための食事や生活習慣、治療法、シャンプーの選び方などについて解説します。

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脂性フケとは?

脂性フケとは、脂っぽい大きな塊状のフケで、頭皮の皮脂分泌が多い人に発生しやすい症状です。

フケといえば、肩にパラパラと落ちている細かい粉状のものを想像しがちですが、脂性フケはそれとは全く異なり、湿り気があるため多くが髪の根元に付着しています。

頭皮を爪で引っ掻くと、爪の間にベタベタしたフケの塊がこびりつきます。櫛やブラシにこびりつくこともあります。

※粉っぽいフケや乾燥したフケがパラパラと肩に落ちてくるという人は、乾性フケタイプです。乾性フケの原因と治療法をご参照ください。

脂性フケの特徴

  • フケが湿っている
  • ベタベタしている
  • 大きな塊状
  • 黄色っぽい色をしている
  • 髪の根元に付着している
  • 頭皮のにおいが強い
  • ニキビや吹き出物ができやすい
  • 皮脂の分泌が多い

脂性フケの原因

脂性フケが発生する原因には、『皮脂の過剰分泌』『マラセチア菌の異常繁殖』『免疫力の低下』などが挙げられます。

  • 皮脂の過剰分泌
  • マラセチア菌の異常繁殖
  • 免疫力の低下

元々、人の肌には『皮膚常在菌』が生息しています。皮膚常在菌というと、害を及ぼす物のように思えるかもしれませんが、通常生息している範囲内では特に害はなく、病原性微生物が繁殖するのを抑制するという役割もあります。しかし、何らかの原因で皮膚常在菌のバランスが崩れると、様々な皮膚トラブルを引き起こす原因となります。

脂性フケを引き起こすのは『マラセチア菌(癜風菌)』というカビの一種です。皮脂が過剰に分泌されることで、それを餌にしているマラセチア菌が異常繁殖してしまうのです。

また、通常、私たちの身体は自己免疫力を持っています。健康的な身体であれば免疫力が働いており、肌はバリア機能によって守られています。しかし、身体の様々なバランスが崩れて免疫力が低下すると、皮膚常在菌が繁殖しやすくなります。

このように、様々な原因が重なることで脂性フケの発生につながります。

皮脂分泌を増やす様々な要因

皮脂の分泌が多いのは体質によるものばかりではありません。食事や生活習慣の見直しを行うことも必要です。

  • 脂質や油分の多い食べ物が好き
  • 糖質の摂り過ぎ
  • 夜更かし・睡眠不足
  • 運動不足
  • ストレス
  • 自律神経の乱れ
  • ホルモンバランスの崩れ
  • 更年期

私たちの身体は、食べたものを材料にして作られています。脂肪分の多い食事をとると、分解しきれなかった脂質が血液中に溶け出し、皮脂の分泌につながります。

また、糖分を摂りすぎると血中濃度が上がり、汗などに含まれるようになります。これもマラセチア菌の繁殖につながりますので、甘いものの摂り過ぎには注意してください。

夜更かしや睡眠不足、ストレスは自律神経の乱れやホルモンバランスの崩れを引き起こします。自律神経が乱れると、皮脂の分泌を正常に行うことができなくなります。

皮脂の分泌は、男性ホルモンとも関係があると言われています。ストレスや更年期などにより女性ホルモンの分泌が減少し、ホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌が増加することがあります。

脂漏性皮膚炎

脂性フケの症状が悪化すると、『脂漏性皮膚炎』を発症する恐れがあります。

脂漏性皮膚炎とは、皮膚常在菌であるマラセチア真菌が異常繁殖し、炎症やフケなど様々なトラブルをもたらす病気です。脂漏性皮膚炎の症状は以下の通りです。

  • 赤い瘡蓋(かさぶた)状の炎症
  • 大きな塊状のフケが出る
  • フケが脂っぽくベトベトしている
  • 軽度の痒みがある
  • 頭皮の皮脂量が多い

脂漏性皮膚炎は、一旦発症すると根治させるのは困難であると言われており、病気と一生付き合わなければなりません。そのため、脂性フケが悪化しないように普段の生活習慣を改善し、病気を予防していくことも大切です。

脂漏性皮膚炎の原因と症状 頭皮の赤い湿疹やフケに注意

脂性フケの治療法・改善法

脂性フケを予防・改善するためには、フケ原因菌の繁殖を抑えることと皮脂の分泌を正常化することの両面から対処していく必要があります。

  • バランスの良い食事
  • 生活習慣の改善
  • 寝具やタオルなどを常に清潔に保つ
  • フケは目の細かい櫛でこまめに取り除く
  • 髪の毛を毎日洗う
  • 髪を洗ったらすぐに乾かす
  • 抗真菌シャンプーを使う

バランスの良い食事

皮脂分泌が多い人は、脂質や糖質を多く摂取している傾向があります。これらは体外に分泌され、マラセチア菌の格好の餌となります。

体質を改善するためには、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、食物繊維が多く含まれた緑黄色野菜を多く摂取し、皮脂分泌を減らしていくことが大切です。

また、ホルモンバランスの崩れが皮脂の分泌に影響している可能性もあります。女性ホルモンと似た構造を持つ大豆イソフラボンや、ホルモンバランスを整える作用のあるビタミンEやボロンなどを摂取するのもおすすめです。

生活習慣の改善

不規則な生活を送っていると、免疫力や抵抗力が低下し、様々な病気にかかりやすくなります。

夜更かしや睡眠不足は自律神経を乱れさせ、ストレス耐性を低下させます。人は睡眠中に身体の治癒や回復を行い、成長ホルモンを分泌させていますので、健康的な身体を維持するためには質の良い十分な睡眠が必要です。

また、運動不足は新陳代謝を悪化させ、正常な皮脂の分泌を阻害します。適度に身体を動かし、汗をかくことが皮脂分泌の正常化につながります。

寝具やタオルなどを常に清潔に保つ

寝具やタオルを何日も使い回していませんか?

皮膚常在菌は、じめじめと湿った環境や不潔な環境が大好きです。皮脂で汚れた枕や布団は雑菌の温床になっているかもしれません。

寝具はできるだけ清潔な状態を保つようにし、バスタオルは必ず毎日取り替えるようにしましょう。

フケは目の細かい櫛でこまめに取り除く

頭皮だけでなく、髪に付着しているフケにもマラセチア菌が繁殖しています。そのため、フケを放置していると、いつまで経っても症状が改善しません。

フケが出た際には、目の細かい櫛でこまめに取り除くようにしてください。すき櫛を使うと比較的簡単に除去することができます。使った後の櫛やブラシは毎回洗剤で洗うようにしてください。

髪の毛を毎日洗う

脂性フケを予防するには、できるだけ頭皮や髪の毛を清潔に保つことが必要です。1日の汚れは、その日のうちにしっかりと落とすようにしましょう。

髪を洗う際にはシャンプーを使いすぎないように注意してください。皮脂を除去しすぎることにより頭皮の乾燥を招き、さらなる皮脂の過剰分泌を引き起こす恐れがあります。

コンディショナーやトリートメントは毛先だけに使用してください。頭皮に残ると皮膚常在菌が繁殖したり、頭皮が荒れる原因になります。

髪を洗ったらすぐに乾かす

皮膚常在菌は湿った環境で繁殖しますので、自然乾燥は厳禁。洗髪後は、すぐにドライヤーで髪の根元から乾燥させるようにしましょう。

抗真菌シャンプーを使う

皮脂分泌の多い方は皮膚常在菌が繁殖しやすく、その影響で頭皮に様々な病気や症状があらわれます。皮膚常在菌の繁殖を抑えるためには、抗菌シャンプーを継続的に使用する必要があります。

現在、市販されている抗菌シャンプーはコラージュフルフルネクストです。マラセチア菌などの皮膚常在菌の増殖を抑える抗カビ成分『ミコナゾール硝酸塩』が配合されており、唯一脂漏性皮膚炎への抗菌効果が認められています。

病院など多くの医療機関の現場でも使用することが推奨されています。

一旦症状が改善しても再発することが多いため、少なくとも半年以上は使い続けるようにしてください。

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