あなたにはこんなお悩みはありませんか?
- 洗髪時の抜け毛が増えた
- 以前と比べて髪の毛が細くなった
- 地肌が透けて見える
- 分け目が広がった
- いつも髪の毛がぺたんこで、寂しい印象になってしまう
髪の毛のボリュームが減ると、どうしても気分が落ち込んでしまいますよね。
女性は、多少の差はあれ、30歳を過ぎると徐々に髪の毛のボリュームが減っていきます。しかし、薄毛になるのは自然な老化だけが原因とは限りません。
実は、女性が薄毛になってしまう原因には、私たちが普段何気なく行ってしまいがちな食生活や生活習慣が大きく関わっているのです。
(photo by iulia.pironea)
女性の薄毛FAGAを促進させる悪習慣7つ
FAGA(Female AGA・女性男性型脱毛症)とは、様々な原因から女性に引き起こされる脱毛症です。40代前後から増加し始めるといわれています。
男性の脱毛症(AGA)が医学的には自然現象とされているのに対し、FAGAは病気として認識されています。つまり、女性の薄毛は健康的な状態ではあまり起こらないことであり、原因として身体に何らかの問題があると考えられているのです。
びまん性脱毛症(FAGA、女性男性型脱毛症)とは?症状と原因、治療法について
女性の薄毛は、生活習慣や食生活が悪影響を及ぼしている可能性も大いにあります。育毛外来の現場でも、身体の不調の検査を行なうとともに、普段の生活習慣や食事の改善を求められます。
あなたは、知らず知らずのうちに頭皮に悪影響を及ぼすようなことを毎日の習慣にしていませんか?ぜひ、チェックしてみてください。
朝シャンをする
朝シャンを習慣にしている人には、『朝と夜、1日2回シャンプーをする人』と『朝だけシャンプーをする人』がいますが、どちらも頭皮に良くありません。
1日2回シャンプーをするというのは、一見すると頭皮が清潔に保たれて良さそうに感じます。しかし、頭皮を洗いすぎることは過度の乾燥を招きます。頭皮が乾燥すると、皮膚を保護するために皮脂が過剰に分泌されるようになります。過剰分泌された皮脂を取り除くためには、さらにシャンプーをしなければならなくなるため、ますます頭皮の乾燥が進むという悪循環に陥ってしまいます。
朝だけシャンプーをするというのもあまり良くない習慣です。1日の汚れを落とさないまま就寝すると、頭皮や枕に雑菌が繁殖し、脂漏性皮膚炎やフケ症の原因にもなります。就寝前にしっかりと汚れを落とし、清潔な状態で眠りにつく習慣を身につけましょう。
1日中座って過ごす
全く運動をせず、デスクワークなどで1日中座ったまま過ごすという方は要注意。
新陳代謝や血の巡りが悪くなり、身体がむくみやすく、お通じも悪いという状態ではありませんか?きっと冷え性でお肌はカサカサになりやすいはず。このような体質だと、頭皮の血流も悪くなり、毛根に栄養が届かなくなるため、抜け毛が増えることが多いのです。
身体を動かさないということ自体が、身体にストレスをためている状態です。毎日少しずつでもいいので身体を動かすようにし、体質改善を行いましょう。
夜更かし
寝ている間に成長ホルモンが分泌されます。もっとも成長ホルモンの分泌が多いゴールデンタイムは夜10時から深夜2時。
夜更かしをすると身体のリズムが崩れ、成長ホルモンの分泌が不安定になるため、髪の成長も阻害されてしまいます。十分な睡眠時間を確保すること・質の良い睡眠を取ることが、健康的な髪の成長を促します。
髪を洗った後、ドライヤーで乾かさない
髪の毛を洗った後そのまま乾かさないという人が意外に多いようです。ドライヤーを使って髪を乾かすと、熱が加わるため髪が傷むというイメージがありますが、実は、髪の毛を乾かさないで放置する方がずっと髪を傷めることになります。
髪を濡れたままにしておくと、開いたキューティクル同士が絡まりやすくなります。また、乾燥が進むため、枝毛・切れ毛ができやすい髪質になります。
さらに、濡れた髪を放置することで、頭皮がじめじめと湿った環境になります。そのような環境では菌が繁殖しやすいため、マラセチア菌やフケ原因菌、アクネ菌などが繁殖してさまざまな頭皮トラブルを引き起こす恐れがあります。
洗った後の髪の毛はしっかりと根元から乾かすようにして、健康的な頭皮環境を保ちましょう。
シャンプーの使い過ぎ
シャンプーの使い過ぎは、頭皮の皮脂を根こそぎ奪い、過度の乾燥を招きます。皮脂がなくなると頭皮の水分が奪われ、ハリや弾力がなくなり、頭皮の老化が早まってしまいます。頭皮を外部から保護し、適度な水分を保つためには、ある程度の皮脂は残しておく必要があります。
市販のシャンプーには人体に有害な合成界面活性剤が使用されています。多くの人には自覚症状としてあらわれませんが、少なからず頭皮に悪影響を及ぼすことは間違いありません。体質によっては、シャンプーの成分が脱毛症状を引き起こすことがあります。
ラウリル硫酸ナトリウム等の合成界面活性剤が頭皮に与える危険性
少ない量でシャンプーを十分に泡立たせるコツは、最初に時間をかけてしっかりと髪の毛をすすぎ、頭皮を温め、毛穴を開かせることです。こうすることで、髪の毛の表面についた汚れや皮脂の大部分は落とすことができますし、少ない量のシャンプーでも泡立ちが良くなります。
甘いものや炭水化物を良く食べる
甘いものや、お米、パン、麺類などの炭水化物を多く食べる方は注意が必要です。
糖分や炭水化物を食べると、体内で糖質に変わります。糖質は、体内のたんぱく質と結合し、AGEsという物質を作り出します。これが『糖化』です。
糖化は、身体のたんぱく質の変質であり、老化を促進させ、薄毛や肌の黄ぐすみの原因となります。また、糖尿病、動脈硬化、骨粗鬆症など、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
肉や魚を食べない
現在、ダイエットや粗食ブームなどで肉や魚を食べない女性が増えています。しかし、肉や魚に含まれる動物性たんぱく質は、私たちの身体や髪の毛を作る上で欠かせない栄養素であり、不足すると肌に弾力がなくなったり、抜け毛が増えたりします。
また、動物性たんぱく質の不足は、鉄欠乏性貧血やビタミンB12欠乏症などの病気の原因となります。これらの病気は、脱毛症状を引き起こし、女性の薄毛の原因となることがあります。
いかがでしたか?
女性の薄毛FAGAを予防するためには、頭皮の老化をいかに防ぐかが鍵といえます。今日からあなたも実践できるはず。ほんの少しだけ生活習慣を変えてみてください。
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