冬は、乾燥した冷気でお肌や髪の潤いが奪われることが多くなります。
この季節に増えるのが、こんな髪のお悩みです。
- トリートメントをしているのに、髪の毛がまとまらない
- 髪が乾燥して毛先がパサパサになった
- 枝毛や切れ毛が増えてきた
- 静電気で髪の毛が痛んでいる
乾燥は美容の大敵。お肌だけでなく髪の毛もしっかり保湿しなければ、あっという間に水分の抜けた痛みやすい髪質になり、枝毛・切れ毛の原因になってしまいます。
そこで今回は、寒く乾燥した季節でも髪の毛をしっとりつややかに保つ方法を5つご紹介します。
髪と頭皮を保湿し、静電気を予防する方法5つ
髪と頭皮を保湿するには、『水分を補給すること』と『水分を逃がさないこと』の両面からケアしていく必要があります。
また、水分が少ない乾燥した状態では静電気が発生しやすく、よりダメージを受けやすい状態になります。そのため、静電気の発生を抑えることも大切です。
それでは早速、髪と頭皮を保湿する方法について見ていきましょう。
① シャンプーの後、髪をすぐに乾かす
髪の毛を洗った後、濡れたままで放置していませんか?
髪をドライヤーで乾かすと余計に乾燥してしまうのではないかと思われがちですが、実は濡れたままで放置するほうが乾燥が進み、髪と頭皮に悪影響を及ぼします。
髪が濡れた状態ではキューティクルが開き、髪同士が絡まりやすくなります。すると、開いたキューティクルの隙間から水分が蒸発し、パサパサの状態になってしまいます。
また、毛先からどんどん乾燥が進むため、枝毛・切れ毛ができやすくなります。
シャンプーの後は髪を濡れたままにせず、すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
② ヘアオイルを使う
いくらトリートメントで髪の毛を保護しても、乾燥した外気に当たれば急速に水分が失われてしまいます。水分の蒸発を防ぐためにはヘアオイルの使用がおすすめです。
使い方は簡単。髪の毛をブローするときに、1〜2滴を毛先に馴染ませるだけ。オイルが髪表面のキューティクルを覆うので、1日中しっとりとした髪を保つことができます。
ほんの少しの量で十分カバーできますので、くれぐれも付けすぎないように注意してくださいね。
③ 天然素材のヘアブラシを使う
ナイロン製(またはプラスチック製)のヘアブラシはお手頃な価格で取り扱いも簡単なので、普段使いにはとても便利ですよね。
しかし、安価なナイロン製のヘアブラシは使えば使うほど髪を傷めるということを、あなたはご存知ですか?
その原因は静電気です。人の髪の毛は『+』に帯電しますが、ナイロンは『−』に帯電します。+と−が接触した場合、電子の移動が起きて静電気が発生します。
水分量の少ないパサついた髪の毛は、特に静電気が発生しやすい状態です。そこにナイロン製のヘアブラシで摩擦を加えると、静電気が発生して髪にダメージが加わってしまうのです。
(出典:MARKS&WEB)
髪の健康を保つためには、木製や竹製などの天然素材のヘアブラシがおすすめです。天然素材のブラシは静電気が発生しにくいため、使い続けるとしっとりとした髪の毛になります。
また、つげ櫛も使い続けることで髪の毛に艶が出ます。高価なのでなかなか手が出せないかもしれませんが、自分へのご褒美にちょっと贅沢してみるのはいかがでしょう。コンパクトで持ち運びしやすいですし、一つ持っておくと便利です。
④ 塩素除去シャワーヘッドを使う
水道水に含まれている塩素は、殺菌力と漂白力が大変強い成分です。
安全性の高い水道水を各家庭に供給するためには必要不可欠の塩素ですが、髪の毛や肌のたんぱく質を酸化させるという作用があります。つまり、水道水をそのまま使うと髪の毛や肌が痛み、枝毛や切れ毛・肌荒れの原因になります。
そこでおすすめなのが、塩素除去機能がついたシャワーヘッド。
ワンタッチで取り替えられますし、お値段もお手頃なので、ぜひ試してみてください。洗髪後のパサつきが驚くほど改善します。
髪の静電気はちょっとした工夫で予防できる!
静電気を予防するための方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
美しい髪の毛を手に入れるためには、ちょっとした工夫の積み重ねが大切。丁寧なケアを続けることで、髪の表面に輝くような天使の輪ができるのも夢ではありません。
ぜひ、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
育毛剤で頭皮の保湿ケアを
髪の毛は、生命活動が終わったあとの死んだ細胞でできています。そのため、一度痛んでしまった髪は自ら修復することはできません。トリートメントやヘアパックを行うことで、表面を綺麗に見せかけることはできますが、既に痛んでしまった髪を根本的に回復させることは不可能です。
丈夫で綺麗な髪の毛を育てるためには、頭皮をしっかりとケアをしていくことが必要です。顔も頭皮も一枚皮でつながっています。顔が乾燥していると感じたなら、同様に頭皮も乾燥しているはず。女性は30代から髪質が急速に変わっていきますので、早めに頭皮のエイジングケアをはじめましょう。
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