頭皮の新陳代謝によってフケは出るのは普通のことです。しかし、髪をかき分けたら大量のフケが出てきたり、上着の肩にパラパラと落ちてきたりしたら要注意。本当に正しいヘアケアを行っているか、もう一度見直してみてはいかがでしょうか?
フケには、大きく分けて2種類が存在します。誤った方法でケアすると薄毛や頭皮トラブルの原因にもなりかねません。フケの種類に応じて正しい方法でケアを行い、適切に対処する必要があります。
このページでは、2種類のフケの見分け方と、フケができる原因と対処法について解説します。
あなたのフケはどちらのタイプ?2種類のフケの見分け方
フケには、パラパラと乾燥した乾性フケと、べとつきのある脂性フケの2種類があります。それぞれのタイプごとに、原因も治し方も全く異なります。間違った方法でケアをすると、悪化させてしまう恐れもあります。まずはあなたがどのタイプのフケ症なのかをチェックしてみましょう。
乾性フケ | 脂性フケ |
---|---|
|
|
乾性フケ
細かい粉状のフケが出る場合は乾性フケタイプです。頭を触るとパラパラと乾燥したフケが落ちてくるのが特徴です。
乾性フケは頭皮の乾燥によって発生します。洗浄力の強いシャンプーを使っていたり、代謝の異常、栄養不足、ストレスなどが原因で起こりやすくなります。
乾性フケは、髪を洗いすぎると余計に悪化します。不潔にしているからフケが出るという誤解があるため、1日に何度もシャンプーをする人がいますが、逆効果ですのですぐにやめましょう。
詳しい対処法については、頭皮の乾燥によるフケ症 乾性フケの予防と改善方法をご参照ください。
脂性フケ
湿り気のある脂っぽいフケが出る場合は脂性フケタイプです。このタイプの方は、皮脂分泌が多く、頭皮にべとつきがあり、ベトベトした大きな塊状のフケが出るのが特徴です。頭を掻くと、爪の間にロウ状のフケが詰まります。男性に多いタイプですが、女性でも脂性フケに悩む方は少なくありません。
脂性フケは、ホルモンバランスが崩れていたり、脂っこい食事が多い、十分に洗髪できていない、代謝のサイクルが乱れているなどの原因で起こりやすくなります。
また、このタイプは脂漏性皮膚炎の恐れもあります。脂漏性皮膚炎とは、頭皮の皮脂を分解するカビ(マラセチア菌)が異常に繁殖し、頭皮が炎症を起こしてしまう病気です。素人判断は難しいので、まずは皮膚科に受診する必要があります。
詳しい対処法については、頭皮の皮脂分泌過多によるフケ症 脂性フケの予防と改善方法をご参照ください。
フケ症は未来の薄毛!?
フケが大量に出るのは、明らかに頭皮に異常が起きている状態です。フケ症は将来薄毛になる原因にもなりうると言われていますので、できるだけ早めに正しい対処をしてきましょう。
こちらの記事もあわせてどうぞ。
大量のフケと抜け毛が発生する病気・頭部白癬(しらくも)の症状と治療法
美容師おすすめ!自宅でできる炭酸ヘッドスパ・炭酸シャンプーの方法と効果
脂漏性皮膚炎の原因と症状 頭皮の赤い湿疹やフケに注意
自然乾燥は髪が傷むってホント?正しい髪の毛の乾かし方とは?